2014年10月30日木曜日

働き方は「自分」で決める 〜古市憲寿

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帯に 人気バンド SEKAI NO OWARI (セカイのオワリ)との対談が掲載されている旨が書いてあったため買ってしまう。
個人的には、SEKAI NO OWARI は聞いたことがあるけれど、CD借りたり、ダウンロードする気にもなれない歌詞で、興味は全くない。その昔はやった、「ドラゴンクエスト」の冒険ゲームの主人公であるかのような歌詞で、とてもファンタジー感あるれる作風が特徴。
4人のメンバーは、同じ屋根の下で共同生活をしており、お互いのことを大切にしている、ちょっとワンピース的な雰囲気が漂うグループ。
その辺りが、ボクのようなクラシックな人では、なくナウでヤングな人たちに受け入れられているのだろう。
しかし、はっきりした理由はわからないため、とりあえず読んでみて驚愕する。

SEKAI NO OWARI の目的は、セカイを終わらせることではなく、売れること。
YAZAWA や ホリエモンのようなガツガツしてたり、フェラーリ乗り回したるねん みたいなピカピカしたものではもなく、まるで登山家が山を登る理由を聞かれたら、「そこに山があるから」みたいなノリで応えている。
たしかに、かっこいい。
歌っている歌詞の内容と音楽は受け入れられないけれど、生き方としては面白い。
今までのロックスターや売れないギタリストのように、世間に受け入れられなくてもええねん 俺は俺のために音楽を作ってるねん みたいな拗ねた感じもなくてさわやか。
ミュージシャンというより起業家。
この本のインタビューにはぴったりな考え方をもったバンドだということがわかる。

これを対談を読んでも、SEKAI NO OWARI のCDを買う気には全くならないけれど、
前より気になる存在にはなった。
たぶん サカナクション と対談したら話が噛み合なくておもしろかもしれない。


そういう方向で。

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